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場の研究所 定例勉強会のご案内
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ホームページ:http://www.banokenkyujo.org/
■1月の講演会・勉強会
1月の勉強会は、研究所の引っ越しもあり、これまでの
場の研究会や勉強会についての総括を致しました。
キーワードとして、場、卵モデル、二重生命、
自他非分離(主客非分離)、即興劇(舞台と観客と役者)、
居場所、<いのち>、一から多へ、共存在、共創、
相互誘導合致、おたがいさま、与贈、与贈循環、
などいろいろ出されました。
清水所長からは、今の世の中のゆがみの原因は、
これらが議論されていなかったり、考えていないためでは
ないだろうか?というところからご説明があり、そこから
皆さんと一緒に議論を深めていきました。
この混沌とした時代だからこそ「原理」が重要になってきます。
これまでの民主主義の原理の限界を超えて、これからの時代に
私たちに必要となってくるのが「居場所においてつながるという
原理」です。
そのつながりを、深めていく上で大切なことは与贈によって
〈いのち〉の引力をはたらかせながら、つながりを深めて
いくことであります。
「そのための知恵を出し合う場として、場の研究所は大きな
役割を担っており、これらの考え方の理解の拡大が、
これからは、ますます必要となってくるであろう!」という
結論になりました。
■ 2月の勉強会
2016年2月19日の勉強会は、場の研究所の理事会と総会を
夜行いますので、時間的に短縮させていただきます。
小伝馬町での勉強会は最後となります。
内容は、1月の続きと言うことで、皆さんとワイガヤをしながら、
思い出話もふくめ和気藹々と実施したいと思います。
清水所長の”<いのち>の医療”など今後の展開や計画につい
て話し合いましょう。
■清水博所長からのメッセ−ジ
人間の存在とは、分かりやすく言えば、生きていく人間のこと
であり、それは、たんなる個人と異なって、居場所と分離できない
個人+居場所という時間の生成を背負った形になるのです。
居場所は重層的構造を持っていて、たとえば個人的な居場所の他、
共存在の居場所としての家庭、企業、地域社会、社会、・・・・・・
地球、宇宙というように、個人を重層的に包含しているのに、
西田哲学での居場所は、個人的な意味での居場所に留まっているかの
ようであり、また仏教における居場所も、人間の存在である「一人」
(いちにん)をそのように誤解してきたのです。
そこで今、切実に求められているのは社会的存在としての人間の
研究であり、分かりやすく表現すれば、個人+社会的居場所すなわち
「人間の社会的存在論」の研究です。
ここでは当然、共存在の居場所において生きていく人間の存在が
問題になります。よく考えてみると、「人間の社会的存在論」は
現代の未解決の諸問題の「共通分母」になっています。
現代の問題は、例えば持続可能性がそうですが、「個人」の方から
解決していこうとしても、互いの利害が衝突して解決できない
ものが残されているのですが、そのような場合に「社会的居場所」
という共存在の入り口から入っていくと、協力し合いながら解決
していくことができることが少なくないのです。
■勉強会のご案内
・テーマ:「場の勉強会の振り返りと今後の展開について」
日時:2月19日(金曜)15時から18時ごろまで
場 所:東京都中央区日本橋小伝馬町16-20 小西ビル6階
場の研究所
参加費:会員…5,000円 非会員…6,000円
申し込みについては、毎回予約をお願いいたします。
(なお、飛び入りのお断りはしておりません。)
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■編集後記
皆さま、場の研究所は2月末に移転致します。
3月からは新事務所で勉強会開催の計画です。
まだ諸手続きや事務所の整理中ですので、最終の事務所の場所、
電話など別途お知らせしたいと考えています。
なお、3月は清水所長の講演会の関係で従来の第3金曜ではなく
3月11日に新事務所にて開催とします。
(新事務所情報はHPに掲載予定です。)
従って、小伝馬町での最後の勉強会になりますので、
是非ご参加頂き、今後につなげて行きたいと思います。
よろしくお願いいたします。(編集部)
先行お知らせ:
4月の共存在企業研究会の案内 4月9日(土)
エーザイ株式会社にて 13:00から開催予定
特定非営利活動法人 場の研究所
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