場の研究所メールニュース 2017年6月号

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場の研究所 定例勉強会のご案内

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ホームページ:http://www.banokenkyujo.org/

 

 

 

「〈いのち〉を居場所に与贈して〈いのち〉の与贈循環を生み出そう」

〈いのち〉とは「存在を続けようとする能動的な活き」である。

(清水博)

 

2017年6月のメールニュースをお届けいたします。

 

◎5月は場の研究所の勉強会は中止し、ダーウィンルームのイベントとして清水先生が講演をされました。

テーマ:仮題「清水ゼミ:考えるということ!」

場所は下北沢のダーウィンルームで、約40名の参加がありました。

18:00から21:00と長時間でしたが中味のある講演会だった思います。

 

<清水先生のプレゼンテーション内容>

○考える楽しさ

○主語的論理と述語的論理

○世界と居場所

○存在と情報

○客観と主観

○専門と普遍(部分が先か、全体が先か)

○学校では主語的論理によって教育がなされている。

○どのように考えるか

考える意義のある問題の存在に気づく。問題を発見することが一番大切。

よい問題を述語的論理で考えるときには専門的な知識はいらない。

また答えが分かると、その次の問いが生まれてくるので、長く考え続けていける。

 

○身近な問題を取り上げて考えてみる。

“生きていくとはどういうことか?”

主語的論理 → 科学的知識や医学的知識を集め、哲学や宗教の本に関心を向ける。

述語的論理 → 居場所において他の存在者と、たとえ緩くとも関係をもち、時間の流れを共に生成し、その居場所と他の存在者との時間的および空間的な関係を能動的かつ主体的に創出していく。

 

○生きていると、生きていく

生きている:主語的論理でも、述語的論理でも、考えることができる。

生きていく:述語的論理によってしか考えることはできない主体への入り口

← どのように生きていくかは、存在者の主観によって変わる

⇒主体的問題であり主観的、「生きていくこと」の生命科学はない。

 

○生命と〈いのち〉

主語的論理の生命科学:生きている ← 生命 ;生命体のみ(居場所は無視)

述語的論理の生活体学:生きていく ←〈いのち〉;生活体とその居場所

→〈いのち〉の二重性:例)細胞の〈いのち〉と個体の〈いのち〉

 

○問題の仮止め(長い間にわたって考えを深めながら考え続けていく方法)

 

以上、考えると言うことをテ-マとしたお話で、述語的論理の重要性をわかりやすく、説明されました。

 

◎参加された方の意見:

・考えることは面白い、と思うけど”生きている と 生きていく”と考えたことはありませんでした。

・清水先生の思想の一端に触れることができ良かったです。

・「述語論理的に生きる場を作る」「ドラマを作っていく」──幸せになる・過ごすしくみがここにあることを主語論理的・述語論理的に感じました。

・清水先生のお考えが長いご研究の中で深く広く積み上げられたものだと知り感動いたしました。

・「考えること」考えることは愉しい。

・いのちは、本能として生き続ける生活体。自己のいのちを与贈してその世界につながる。大きな言葉をいただきました。

・「仮止め」のお考えにとても楽しくなりました。

 

◎Q&Aでも、生命体と生活体の違いを詳しく説明してほしい。

など、大変中味のある質問が多かったと思います。

 

今回、参加された方々に感謝いたします。

 

 

■6月は場の研究所の勉強会は従来通り、北大塚の場の研究所で開催いたします。

テーマ:仮題「場の理論と日本文化の曖昧さについて」

日時:6月16日(金曜)15時から19時30分までの予定です。

従来通り15時からワイガヤ的に議論を進めて17時より勉強会を行います。

 

◆ お申込み先

場所:特定非営利活動法人 場の研究所

住所:〒170-0004 東京都豊島区北大塚 1-24-3

Email:info@banokenkyujo.org (mailto:info@banokenkyujo.org)

 

参加費:会員…5,000円 非会員…6,000円

 

申し込みについては、毎回予約をお願いいたします。

(なお、飛び入りのお断りはしておりません。)

 

■編集後記

今回は、下北沢のダーウィンルームで清水ゼミ第1回として

「考えるということ!」をテーマに清水先生が講演をされました。

考える楽しさをスタートに主義的論理と述語的論理をベースに場の理論を展開。初めて先生の話を聞く方も多く、新しい見方について新鮮に受け取られたようでした。今後2ヶ月毎に、開催して行く予定。

次回のイベントは、第3金曜日の6月16日(金曜)開催。

テーマが仮題「場の理論と日本文化の曖昧さについて」です。

 

ご参加のほどよろしくお願いいたします。

なお、前回お知らせしましたように、今後、非定期にはなりますが、年間の計画に、ダーウィンルームでの「考える」をテーマにした仮称:清水ゼミを何回か開催していきます。

早速、7月はダーウィンルームの予定ですので、決まり次第連絡させて頂きます。

 

よろしくお願いいたします。

 

特定非営利活動法人 場の研究所

住所:〒170-0004 東京都豊島区北大塚 1-24-3

電話・FAX:03-5980-7222

Email:info@banokenkyujo.org (mailto:info@banokenkyujo.org)

ホームページ:http://www.banokenkyujo.org (http://www.banokenkyujo.org/)