【解説】清水先生から「Facebookの投稿を場の研究所の会員のみなさんにもみていただきたいのですが…」何か方法はありませんか、と相談を受けました。
そこで、先生の文章のみ取り出して、少し書き直しをしていただいたものを場の研究所のホームページに掲載することにしました。(ところどころ、文が抜けているように感じるところは、他の方のコメントを省いているせいです。)
以下は、その文章です。
2017/11/20 の投稿から
私が考えている自己組織的な生き方とは、人々が互いの違いを受け入れて、互いの存在意義を高めて合いながら共に生きていくこと。
違いを受け入れる時に、感情に多少の波だちが生まれても、共に向かう未来の夢がそれを「おたがいさま」と飲み込んで解消してくれるような大きな開かれた夢を共有すること。
また互いの言葉に耳をかたむけ合い、その過程で生まれる論理的に正しい考えは、拘りを捨てて謙虚に受け入れること。
このような生き方ができるためには、共に存在する場所へのそれぞれの〈いのち〉の活きの与贈が続いていくことが必要になります。
思いつくままに書くと、こんなところでしょうか。
昨夜、急いで書いたので、書き足しておくことがあります。
それは住民の自己組織運動と自治体や企業との関係です。
自治体は住民を粒のように考えて、ただその平均値や数を分析的に見て対策を立てるのではなく、住民の間に主体的な自己組織活動が自発的に生まれることをうながし、そしてその活動を支援していくこと。
それは地域社会の自立の形が、これからの超高齢化社会にとってますます必要になってくるからです。
そして企業も、これからの資本主義経済の変化に備えて、地域社会における自己組織活動がつくる夢を住民と共に育てながら、その活動を支援することを大切な理念の一つとすべきです。
そして、他の企業にも呼びかけて、地域社会の住民の知から学んでいく企業の自己組織的な共創活動の形をつくっていくということです。
大きな形、小さな形、様々な自己組織的活動が生まれて、それらがまたつながって行くことが必要です。