2016年より場の研究所の一つの基点として、「場のシンポジウム」を開催しています。
第1回 2016年9月22日(祝・木)
『与贈を巡る〈身体〉と〈経済〉』 〜新しい医療と経営を支える共存在原理〜
シンポジウムの目的は、新しい意味をつくることができる生物的な原理に合致した企業と社会は、どのようにすれば生まれるかを考察し議論することです。実際、新しい意味をつくる活動は、地域社会や企業の経営においても極めて重要です。さらにまた医療の現場においても、身体にとって意味のある生物的情報をつくり出す医療を考えることによって、シャノンの情報中心の近代的な医療では治癒の難しい難病を治療することができる可能性が生まれてきます。
第2回 2017年9月16日(土)
『与贈が開く、日本的創造の世界』
頻繁におきる大きな自然災害は、日本列島の歴史的特徴です。厳しい自然は、日本の社会に〈い のち〉の与贈が生み出す温かいつながりを与え、そして「〈いのち〉の深化」という場所的創造の形を日本文化にもたらしました。居場所への〈いのち〉の与贈が開くこの世界こそ、「物来たって我を照らす」と西田幾多郎が語った〈いのち〉の深化をともなう日本独特の創造の世界として、現在、世界的に多くの人々の注目を集めています。その日本的創造の原理、日本料理における文化的創造、地域社会における生活創造について、それぞれの講演と互いの語り合いの楽しい集いに参加しましょう。
第3回 2018年9月1日(土)
『二重存在と日本の表現』〜世界に存在する自分、世界として存在する自分〜
近代文明が科学技術と資本主義経済を柱にして非常に発達したことで、人類は地球を自分 たちの居場所のように考えて生活しています。しかし、その居場所をこのまま何時までも続け ていくことはできないと感じるようになりました。これまで人類は自分たちをこちら側において、 向こう側にその自分たちと離れて地球が存在しているかのように考えてきましたが、本当は 人類も地球の一部であり、その人類の存在が限りない膨張を目指して、どこまでも止まること を知らないために、現在の危機が訪れたのです。改めて人間の存在のあるべき姿が問われ ます。必要なのは、「自分は地球(自然)自身であり、かつ地球(自然)を調和的に構成してい る多様な独立した個の一つである」という二重存在という捉え方です。この二重存在を様々な 角度から照らし、それをどのように実現するかを示すのがこのシンポジウムの目標です。
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場の研究所は、日本ナレッジ・マネージメント学会の後援を得て、共存在研究会を開催しおります。
時代の大きな流れが、「所有」から「存在」へ急速に移っています。
それには共存在原理に基づく新しい企業活動が必要です。
近代企業の柱である競争原理を乗り越えた共存在原理の企業活動は、企業、地域社会、国家、生態系、地球が存続し発展していくために社会的な共存在ネットワークを創出していくことであると考えます。
場の研究所の清水 博先生の基調講演をもとに、企業における具体的な問題に即して、どのようにして競争原理の壁を乗り越え、共存在原理をベースにした戦略の共創をしていくかを考えて行きます。
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その他、イベントなど、過去の実績の紹介です。
今後も、以下のようなイベントを企画しております。
また、イベントの共催へのお声がけもいただければと思います。
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