場の研究所所長清水博の近著などを紹介しています。
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場の思想入門 〜「場」とは、未来を開く思想である〜
清水博・清水義晴(著)
137ページ(2019(令和元)年5月1日 初版発行)
出版社:株式会社 博進堂
地球危機の現代にすべての生命が共に生きていく「場」を考察した未来を開く対談集。2006年3月22日の対談が、13年を経て待望の書籍化。
NPO法人「場の研究所」の清水博所長と、まちづくりや企業研修などで数多くの「場づくり」を手掛けてきた清水義晴氏による対談。競争社会から生命調和の時代へ、時代の転換期に日本のもつ「場」の文化が大きな役割を果たすであろうと予感した二人が、自らの体験をもとに「場」と「生命」の在り方を思想として語り合う。
<いのち>の自己組織 共に生きていく原理に向かって
清水博(著)
単行本: 261ページ
出版社: 東京大学出版会 (2016/2/24)
場には、人びと(生きもの)の多様な主体性を消す「同調の場」と、それを活かす「共存在の場」の二種類があること、これまでは場と言えば同調の場しかないように思われていたが、これからの時代に本当に重要なのは共存在の場であることが説明されている。
その共存在の場をつくるために必要なことは、人びとが自己の〈いのち〉を居場所に与贈することであり、その結果居場所では、与贈された〈いのち〉の自己組織がおきて、居場所を舞台とする「〈いのち〉のドラマ」すなわち「〈いのち〉の与贈循環」が自発的に生まれる。
そしてこの〈いのち〉のドラマには、人びとの生活ばかりでなく、居場所も共創されるという特徴があるので、地球をはじめ、大小様々な居場所の復興と調和ある発展を必要とするこれからの時代の生活、経済、政治にとって、共存在の場づくりは核心的な重要さを持つものとなることが示されている。
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近代文明からの転回(シリーズ文明のゆくえ―近代文明を問う)
清水博(著)
単行本: 157ページ
出版社: 晃洋書房 (2013/08)
さまざまな問題が新しく現れては、深刻な足跡を残したまま消えていくために、大きな矛盾が地球に蓄積されていき、<いのち>の存続を次第に危うくしていく。人間を含む生きものの存在を本当に願うなら、この近代文明を乗り越えるために、私たちは渾身の努力をしなければならない。それは、どのような努力なのであろうか。それを示すのが本書の目的である。(「まえがき」より)
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<いのち>の普遍学
清水博(著)
単行本: 325ページ
出版社: 春秋社 (2013/7/22)
本書の基本的な性格は、読者に、「正解」を示すことではなく、初めて経験するこの困難な時代を生きていくために必要な「新しい問いかけ」を示すことにあるのです。つまり、この文明転換の混迷の中で必要になるのは正確な知識ではなく、闇を打ち破る冒険的な行為なのです。(「いのちの普遍学」より抜粋)現代文明の危機に対して、斬新な「<いのち>の科学」の視点から、これからの<いのち>の文明の構想を展望する、画期的論考です。
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コペルニクスの鏡
清水博(著)
単行本: 183ページ
出版社: 平凡社 (2012/3/19)
「コペルニクスの鏡」は、東日本震災で肉親や居場所を失った子供たちや家族たちに心を寄せて、被災地と日本の未来のために場の研究所 清水博所長が渾身の努力で書き上げた作品です。両親を失ってお祖父さんと一緒に住むコッピーという名の孤独の少女に、不思議の杜のカラスたちが、生きていくとはどういうことか、生とそして死とはどういうことなのかを教えていく哲学物語です。
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場の思想
清水博(著)
単行本: 237ページ
出版社: 東京大学出版会 (2003/07)
新しい時代をリードする哲学が出現するまでには我々はまだ様々な経験と多くの苦しみの蓄積を必要とするであろう。しかし現在でも、この閉塞した状況を乗り越える一つの思想を示すことはできると、私は確信している。本書はこの思想を示すために書かれたものである。この思想は、生命の科学を研究する過程で私の内部に次第に形成されてきたものである。(「まえがき」より)
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場の研究所文庫復刻
もう手に入らないと思っていた「場の研究所文庫」が、オンデマンド(ペーパーバック)で再販されました。 Amazon、楽天ブックスにてお求めいただけます。
※ 電子書籍ではなく、オンデマンド印刷された紙の本としてお手元に届きます。
場の研究所文庫VOL.2
なぜ情報を研究するか
バイオホロニクスに出会うまで
清水博(著)
オンデマンド印刷:111ページ
出版社:博進堂(オリジナル 2004/10/30)
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