場の研究所所長、清水博の書籍ですが、一般の書店で手に入りにくくなったという声をお聞きしました。
調べましたところ、場の研究所に多少の在庫がありましたので、販売させていただきます。
ただし、書店ではありませんので、数には限りがございます。
以下に書籍をリストしますので、必要な書籍の「題名」と「冊数」また、ご自身の連絡先を「お問い合わせ」ページよりご連絡ください。
事務の都合上、先着順とさせていただきます。
(※ 別途送料もかかります。)
(なお、既に売り切れの場合は、ご容赦くださいませ。)
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<いのち>の自己組織 共に生きていく原理に向かって
清水博(著)
単行本: 261ページ
出版社: 東京大学出版会 (2016/2/24)
(定価:3,190円 在庫:5冊)
場には、人びと(生きもの)の多様な主体性を消す「同調の場」と、それを活かす「共存在の場」の二種類があること、これまでは場と言えば同調の場しかないように思われていたが、これからの時代に本当に重要なのは共存在の場であることが説明されている。
その共存在の場をつくるために必要なことは、人びとが自己の〈いのち〉を居場所に与贈することであり、その結果居場所では、与贈された〈いのち〉の自己組織がおきて、居場所を舞台とする「〈いのち〉のドラマ」すなわち「〈いのち〉の与贈循環」が自発的に生まれる。
そしてこの〈いのち〉のドラマには、人びとの生活ばかりでなく、居場所も共創されるという特徴があるので、地球をはじめ、大小様々な居場所の復興と調和ある発展を必要とするこれからの時代の生活、経済、政治にとって、共存在の場づくりは核心的な重要さを持つものとなることが示されている。
場の思想入門 〜「場」とは、未来を開く思想である〜
清水博・清水義晴(著)
137ページ(2019(令和元)年5月1日 初版発行)
出版社:株式会社 博進堂
(定価:1,100円 在庫:13冊)
地球危機の現代にすべての生命が共に生きていく「場」を考察した未来を開く対談集。2006年3月22日の対談が、13年を経て待望の書籍化。
NPO法人「場の研究所」の清水博所長と、まちづくりや企業研修などで数多くの「場づくり」を手掛けてきた清水義晴氏による対談。競争社会から生命調和の時代へ、時代の転換期に日本のもつ「場」の文化が大きな役割を果たすであろうと予感した二人が、自らの体験をもとに「場」と「生命」の在り方を思想として語り合う。
近代文明からの転回(シリーズ文明のゆくえ―近代文明を問う)
清水博(著)
単行本: 157ページ
出版社: 晃洋書房 (2013/08)
(定価:1,760円 在庫:8冊)
さまざまな問題が新しく現れては、深刻な足跡を残したまま消えていくために、大きな矛盾が地球に蓄積されていき、<いのち>の存続を次第に危うくしていく。人間を含む生きものの存在を本当に願うなら、この近代文明を乗り越えるために、私たちは渾身の努力をしなければならない。それは、どのような努力なのであろうか。それを示すのが本書の目的である。(「まえがき」より)
新装版 場の思想
清水博(著)
単行本: 237ページ
出版社: 東京大学出版会 (2003/07)
(定価:3,190円 在庫:3冊)
新しい時代をリードする哲学が出現するまでには我々はまだ様々な経験と多くの苦しみの蓄積を必要とするであろう。しかし現在でも、この閉塞した状況を乗り越える一つの思想を示すことはできると、私は確信している。本書はこの思想を示すために書かれたものである。この思想は、生命の科学を研究する過程で私の内部に次第に形成されてきたものである。(「まえがき」より)
※ 「場の思想」は、新装版ではない古い「場の思想」も1冊在庫しております。あえて、こちらが欲しい方は、「新装版では無い」とご指定ください。
<いのち>の普遍学
清水博(著)
単行本: 325ページ
出版社: 春秋社 (2013/7/22)
(定価:3,520円 在庫:5冊)
本書の基本的な性格は、読者に、「正解」を示すことではなく、初めて経験するこの困難な時代を生きていくために必要な「新しい問いかけ」を示すことにあるのです。つまり、この文明転換の混迷の中で必要になるのは正確な知識ではなく、闇を打ち破る冒険的な行為なのです。(「いのちの普遍学」より抜粋)現代文明の危機に対して、斬新な「<いのち>の科学」の視点から、これからの<いのち>の文明の構想を展望する、画期的論考です。
場と共創
全号セット
(書籍ではありませんが、全号セットで何組か揃っておりましたので、お尋ねください。 価格:お問い合わせください)
-紹介文-
場のアカデミーと本誌について
時代が大きく変わろうとしている。21世紀にはこれまでの物質文明にかわって生命文明の幕が上がる。そして多様性と調和創造の時代一わかりやすく言えば場と共創の時代が来る。このような大きな変化は、単に知識を受け取って語呂合わせのような言葉を考えるだけでは、とても乗り切れるものではない。
それは哲学、組織、社会、経済、技術、科学の根本的な変更をともなうものであり、何よりも人間の考え方が根本から変わらなければならない。そのためには、新しい時代の根底となる新しい考え方を人々に伝えるとともに、新しい時代を担う若者を育てる必要がある。現在ほど、人々が受益者の立場に立って専ら社会から受けることを期待している時代は過去になかったのではないか。日本が明治維新に体験したように、社会を変えるためには当事者意識が必要である。それが使命感を生む。使命感をもって新しい未来をつくろうとする人々は、見えない関係を大切にし、見えないことのために働くことができる。
従来の大学と大学院を教育の「新幹線」の近代的な駅にたとえると、場のアカデミーは(まだ組織的には固まっていないが)、教育の「ローカル線」の名もなく小さな駅である。しかしそれは新しい時代の哲学、組織、社会、経済、技術、科学などを教育し、できる限り現実に接して共に探求する塾であり、社会や大学から人々を受け入れて新しい考え方を身につけた志の高い人々として送り出すことを目的とする。それはボランティア精神に基づいて建てられる「現実に開かれた大学」でもある。本誌「場と共創」は、場のアカデミーの教科書であり、また場のアカデミーから社会に向けておこなう発言である。本誌は、情報の消費者としての読者に知識を与えたり、刺激を与えたりするためではなく、21世紀におけるさまざまな活動に役立つために出されるものである。たとえ薄くとも本一冊分以上の密度と思いがある。じっくり読んでいただきたい。
清水博